粛々と未来へ

規則で縛り、統制する。高橋源一郎さんはご子息の入学式を「あれは入学式ではなく入隊式」ではないかとの感想を述べられた。でも、これは一糸乱れぬ集団生産が生産効率を上げた時代には有効だったかもしれない方便です。

ご承知のように、アップルは工場を持たない。アイディアを生産することが収益事業の中心です。
原器のコピーを量産することで収益を上げる時代は過去のものです。例えば、フェイスブックっていう価値はなんですか。苦労して集団を統制して、コピーを量産することで収益を上げている事業じゃあありませんよね。

まずはザッカーバーグ氏のアイディア。さらにフェイスブックをブラッシュアップするアプリなどのアイディア。つまり知価(情報)生産です。逆に、一律のマニュアルで提供されるサービスならAIの出番。社員旅行やラジオ体操で職場のチーム・ワークを維持しなければならない時代も、管理職が一律な結果を出すためにたくさんの部下を統制していくことに神経をすり減らさなければならない時代も。もうすぐ過去のものになります。

お行儀の良さより、フェイスブックのようなアイディアを産み出すことができる「個性」が、工業生産で国を富ませた後の、人件費が上がってしまった後の国の「支え」になるのです。

故に「規制で縛り、統制する」は国を滅びの方向に向わしめる行為です。AIがなければ、まだ「規制で縛り、統制する」の効力もあるのかもしれませんが、市場が縮む中で企業の収益力を確保するために駅のホームからも、電車の運転席からも、コーヒースタンドからも、スーパーのレジからも人がいなうなるのがご時世です。

「みんな一緒」を強制すれば、生産力は海外に流出し、外国を富ませながら国は滅びに向かいます。
トランプさんを選び、プーチンさんを支え、安倍さんを支持する人には、まだそのこと見えていないのかもしれません。その点、先進国の先輩、コンチネンタルなヨーロッパの方が大人だったかな。

時間を元に戻すことはできませんからね。僕らは粛々と未来に向かっていくだけです。

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