引用

おっしゃるとおりに

1988年といいますから、まさに今がバブルの絶頂期というところです。

博多での独演会「宿屋の仇討ち」という噺の枕に 柳家小三治師匠がこう語られたそうです。
一部ですが,抜粋させていただきます。

このように交通が発達し尽くしたら、もう早く行くってことは決して自慢になりません。恥ずかしいですね。博多へツッと行って、ツッと帰ってきた。日帰りで仕事を済ましてきた。これは貧乏人の証拠でございます(笑)。
何やら豊かな感じはしません。戦後間もなくから十年、そこらぐらいまででしたよ。「すぐ行ってすぐ帰ってきた」「へーッ! 朝、東京にいて。昼は博多で、夜、東京。ウワー! すごいねぇ」って、これは昔の話しですよ。今、そういう人とはもう、お付き合いしたくないですね(笑)。豊かでないです(笑)。そういう人は疑似豊かです(笑)。本当に豊かな旅は、これからは歩くことなんですね(笑)。
いや,冗談じゃなくて、ほんとうにそうなると思いますよ。だって、そんなに発達し尽くしたら、あとその上願ったってないんですから、戻るしかないじゃないですか。

あはは、
師匠、おっしゃるとおりに
なってきましたね。

おっしゃるとおりに」への4件のフィードバック

    • おっしゃるように、小三治師匠クラスになると、世間と少し距離をとって接していらっしゃるのでしょう。その距離感が「先見の明」を産むのかな。いずれにせよ、お見事です。

  1. 最近は皆さん時間を使うのが上手になったような気がします。旅行で同じ街に長期滞在して勉強したり、たまに早く仕事から帰ってボランティアしたりと、時代が変わってきたなと時々思います。歩く時代ですね。

    • 「時間の使い方の上手さ」という概念が、産業的な効率を優先した、そういう意味での「無駄がない」ということではなく、もっと文化的な豊かさを求めての実のある「時間の使い方の上手さ」へ変化していっているのでしょう。善いことだと思います。

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