無人化はすぐそこに

駅ソバ。入口の券売機でお金を入れ、好みのメニューのボタンを押す…食券が出てきて、それをカウンターに差し出すと、3桁番号でお呼びしますから、お席でお待ちくださいと半券を渡される。覗き込める調理場では、半製品の蕎麦を茹でて水で冷やす人、揚げ物の担当者が、それぞれにまるでプラモデルを組み立てるように調理をし、最後に体裁を整えつつ、蕎麦猪口をつけてトレーに並べる人がいる。用意が整ったら、3桁の番号で呼ばれる。

処理である。

茹でている人とあげている人とアンカーはいるが、僕のために調理してくれている人は不在です。

僕の次は、僕の次の3桁の番号の人が呼ばれる。たぶん、その頃にはアンカーの人も僕が何を注文したのかを忘れている。処理が終わった案件だから…

恐ろしいのは、こしたことが何の違和感もなく、僕らの日常になっていることです。

僕らはささやかな安価と少しばかりのコンビニエンスを手に入れただけで、またひとつ就業の場を失うことになりそうです。

蕎麦を手繰りながら、きのうの夕方は、そんなことを考えました。

無人化はすぐそこに」への2件のフィードバック

  1. Sachie の発言:

    確かカップヌードルの自販機でお湯を入れてくれるタイプのものが昔々、その昔にあったような記憶がかすかにあります。それより少し新しい20年くらい前かな、横浜東口の「SOGO」の屋上に食料品の自動販売機があったような記憶も。どちらも今でもあるのかはわかりませんが、考えようによっては、今も人間が「駅そば」で働いているのが不思議なような感じがしないでもない….なんて思いました。遅かれ早かれ….ってことかも。

    • たぶん技術的には充分可能なんでしょう(何年も前から)。人々の就業確保のために、これでも手加減してるんだと思います。でも、無人化でなくても10分=1千円カットのQBハウスがニューヨーク進出です。もちろん国内でもどんどん店舗を増やしています。大衆的な生活場面は、この国の国民的経済力の衰退とともに無人化とシステム化の横行でしょう(消費力の低下と少子高齢化が免罪符になるのでしょう)。そして「就業場所」は足りなくなる。労働市場の国際競争に巻き込まれて買い叩かれもする。荒れないわけはありません。

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