あとはいつ沈むか

きょう2017年4月20日は、かの「GINZA SIX」の開業日です。241のブランドが集結する銀座最大のショッピング・モール。「松坂屋銀座店」跡地を含む2つの街区(銀座六丁目10番、11番)で構成された約1.4haを一体的に整備する再開発事業です。

でも、この「ショッピング・モール」というビジネス・モデル、本来「郊外」に立地するものとして創造されたもの。故に豊かな街並みをもつ都心部で、これをやっちまって「街」はどうなのかなと思います。もともとが市街地でない森林や農地を切り拓いて住宅を中心に開発した「郊外(あるいはもともと工場だった埋め地)」なら、なんでも「一つの建物」の中に、飲食から買い物からエンターテイメント、文化まで、なんでも「一つの建物」に囲い込んでしまう「ショッピング・モール」も「アリ」なのかもしれません。でも、もともと中小の商店や飲食店などを発達させてきた都心部に「ショッピング・モール」をつくってしまうと、その外側にある商店や飲食店などは干上がってしまい街としては廃れていってしまうのではないかと心配しています。

(これまでも都心で行われる再開発事業でつくられたオフィス・ビル、その低層階や最上階はショップや飲食店などのテナントが入居する、まさに「ショッピング・モール」。それだけでも、すでに近隣の中小商店や飲食店などを圧迫しています)

「百貨店」というビジネス・モデルがダメだから、これしかないといった選択なのでしょうが、これをきっかけに、これから隆盛になるだろう都心の「ショッピング・モール」は、そういった再開発事業が連続していく一方、これまでに建設されてきた「郊外のショッピング・モール」は、投資を回収できぬうちに閑古鳥を鳴かせることになるのでしょう。

まるで「郊外の住宅地に一戸建て」を煽り立てておいて、円高で湾岸の工場が海外に移転してしまったら、その跡地にタワーマンションを建てて「都心回帰」。郊外の住宅地は各購入者にまだ長期のローンを残して高齢化と空洞化…日々の買い物さえままならない…そういうことに似ているなと思います。

「その場しのぎ」で「付け焼き刃」…

政策レベルの短慮に、やはりこの国の終末をみるようです。述べてきたように、すでに賽は投げられてしまっています。あとはいつ沈むかです。

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