カウントダウンは始まっている

テレビのニュースワイド。特集は先端的な国境警備システムは「ロボットに拠る」と実例付きで紹介していました。
国境警備兵の命をマトにかけることもなく、ロボットなら休暇も休息もいらない。女性や子どもにも躊躇なく手をかけられるのでしょう。為政者側にはとてもスジが通ったもの。瞬く間に普及していくのでしょう。そして国境警備兵という職種は消えて無くなる…。世の中、むしろ平和ではなくなるのに、国境警備兵という職種は消えて無くなる勢いです。
同様に「顔認証システム」が整えば、イベント会場やビルの受付から警備員さんはいなくなる。1950年代には50名以上の乗組員を必要とした大型タンカーや貨物船が、今や10人から多くて20人で動かせるといった省力化の流れの、もっとハデなやつです。人手不足は「無人化」のカッコウの理由でもある(実際、船舶もそうでした)。故に、高齢者福祉施設でご高齢のみなさんに体操を指導しているのは人型ロボット…これ日本の、それも「現在」の話しです。

電車に運転手さんがいなければ、労働者によるゼネストも効きません。そして市井の人々が働く場はどんどんと限られていく。でもオブジェクションの手段も限られていく。

行政は何にも言いませんが、たぶん働く場所は足りなくなるのでしょう。想定としては楽隠居だった世代も働かなければやっていけず、そういう意味でも「職場」は足りなくなる…

何にも言わないんだから、心配はないんだし、そうなったらそうなったで何とかしてくれるんだろう。そういう考えはお人好しに過ぎるような気がします。

工業生産時代ならまだしも、金融経済な知価(情報)生産時代に、その感じ、通用するのかどうか…工員さんいなくても生産できるし、消費者がいなくても売り上げが立つかもしれない時代に大衆はどう扱われていくのか…

たぶん「世の中、むしろ平和ではなくなるのに」の温床になっていくのでしょう。
僕らは、そのくらい苦しい立場に立たされる…

どう考えたって生半ではありませんが、ここを切り抜けていかなければならない…

さてね。どうしましよう。

ここで新しいノウハウを仕入れて時代の先端を気取りたいところですが、それこそ工業生産時代的。「これまで」の正解です。

そうじゃなくて、その逆を向くこと。「提示されたノウハウを理解し、憶え、慣れる」から距離をとる、とれる自分を創っていくことでしょう。もちろん、今は「みんなの一員」で食っていくのも方便ですが、いつまでも続くものではないと思っておくこと。もう街場のスーパーのレジにも「セルフ」が浸透してきました。

少子化なんだから、少人数になった分だけのマニュアル・レーバーが残るとは思わないことです。残る仕事は創造的なものばかりです。

カウントダウンは、すでに始まっています。

カウントダウンは始まっている」への2件のフィードバック

  1. かつて、「to have or to be!」というような題名の本を読んだことがあります。21世紀は「何を持つべきか」ではなくて、「どうあるべきか」というような内容です。ありかたが問われる時代ですね。

    • 自分のライフデザインも種類の少ない既製服の中から選んで、それで、こちらも満足という時代がしばらく続いてきましたから、戸惑いは隠せません。でもシステムは僕らの人生を飲み込むまでに肥大化してしまいました。これからは、ライフデザインの企画・設計から自分の手で行わないと、簡単に「人生」が奪われます。ちょっとたいへんですけど、頑張りましょう。

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