人 間

何度か、書かせていただいていますが、僕は「人間」ってイメージの産物だって思っています。

「人間らしさ」っていう脚本を書いて、それを上手く演じようとしている。

そう思っていたら「サバンナの負け犬だったわれわれサピエンスが今の繁栄を築いたのは妄想力のおかげ」と説く「サピエンス全史」(ユヴェル・ノア・ハラリ 邦訳本は河出新社書房から)という本が話題になりました。

サバンナの負け犬…僕らの実像は弱肉強食な「人類」という動物だということなのかもしれません。殺して食べて生きていくし、生存をかけて殺し合いもする。しかも、僕らは「妄想力」に信用を置いている。

オックスフォード辞典が昨年(2016年)の流行語に選んだのが「脱真実(Post-truth)」。真実を伝える記事より、RT(リツイート)ないしは「シェア」される記事のほうがインパクトを持つ…このことは「サバンナの負け犬だったわれわれサピエンスが今の繁栄を築いたのは妄想力のおかげ」に由来するのでしょう。そうでなければトランプ氏がアメリカ合衆国大統領に当選するなんてことも、反知性主義と言われる人々が人々の尊敬を集めることもないのでしょう。

理路整然とした真実の描写より「物語(フィクション)」としての説得力を信頼する…

僕らは普段、理性的な人間を自認していますが
その前に、根は「人類」というケダモノであることを忘れてはいけないのかもしれません。

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