来るべき時代の「フツウ」

僕は「中流」を「労働者階級」と解釈していて「中」とはいうものの、この「下」の階層なんてほとんどいなくて「特権階級」「資本家」の下に置かれる、実質、最下層なのかなと思っています。

例えば、あの寝台列車「四季島」の最高級客室は3泊4日コースで1名=95万とのことですが、これは、あくまでも労働者階級における「お金持ち」のための価格設定なのかなと思います。欧州貴族やアラブの王族、インドのマハラジャ系の人には、ホテルに宿泊すれば最低でも1フロア単位という人が珍しくありませんが、「四季島」の価格設定は、それに比較すればもうちょっと「小型」。故に、あくまでも「労働者階級」の中での成功者のためのものといえるような気がします。

稀に見る「工業生産立国」の成功国たるわが国は、その最盛期、最下層の労働者階級にも、それなりに富を分配できて「一億総中流」というホラ話しにも信憑性が持たせられたのでしょう。

でも「量としての労働者」が必要だったのも工業生産が国内に立地していた時代まで、その後、画一的な消費を創り出してマニュアル・レーバーでも対応できるサービス産業で人々の就業を確保しながら、金融で儲けてきたわけですが、それもリーマン・ショックまで。これからは企業を保たせるためにも無人化は進み、工業生産は海外へ、そして国内に残ったマニュアル・レーバーの労働市場は国際化です。

「一億総中流」が「一億総下流」になるのではなく、加飾なしの「労働者階級」に戻っていくだけなのでしょう。

寝台列車「四季島」も「一億総中流」のままに一生を終えることができる世代を消費者に想定してこそ成立するビジネス・モデルなのだと思います。もともと「特権階級」「資本家」など、本当のお金持ちは、僕らの目の届かないところにいるもんですが、実際に「街場」はその実像どおりになるのでしょう。
実際にオヤジさんが手鍋を振るって料理をつくる街角の中華料理店で食事ができたり、手で挿れてもらった珈琲を飲める人がそれだけでお金持ちに見える時代が来るのだと思います。そして、マクドナルドも回転寿司もタッチパネルとロボット、髪の毛だって人間に切ってはもらえなくなる。たぶん、そんな感じが来るべき時代の「フツウ」です。

それでも、国内に留まれるだけまだマシということになるのかもしれません。

腕に覚えがあり、消費文化からキレイに抜け出せれば話しは別ですが、そうでなければこんな感じ。わが国だけでなく、どこの先進国でもさして状況に変わりはない…だから労働市場は当分「国際化」なのかもしれません。

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