少 数

水に浮かべたコップにチョロチョロと水を注ぎ続ける。そしてある日、コップの中の水は満杯になってコップは「あっという間」に水底に沈んでいく。
この「あっという間」の変化が近く起こるのでしょう。そして、逆転現象が起こる。

金融経済なセレブリティーがもてはやされる時代が終わり、ミニマルで等身大なライフスタイルを持つ人が羨望の的となる。「24時間闘えますか」の時代が完全に終わり、スマホも腕時計さえ持たぬ人がかっこよく見えるようになる。
郊外にマイホームを持って、その分を満員電車に揺られる時間が長くなるなら、都心の借家…はたまた地方の町や村での振興事業や、レストラン、ブランジュリー開業のために移住という方が「スマートな生き方」に見えるようになるのでしょう。

(もちろん、ローンを抱えながら、その道を進みたくても進めない人もたくさんいらっしゃるでしょう)

タワーマンションや超高層のオフィスを林立させる再開発地が成功した街ではなく、旧来の価値観に沿えば「再開発に失敗したか、乗り遅れた街」であるところの、低層で新旧の多様性に富んだ建物に恵まれ、個人店も豊富にあって、クリエイティブ・クラスを多く居住させる街の方がピカピカになっていくのでしょう。
もちろん「再開発に失敗したか、乗り遅れた街」の全てがピカピカになっていくわけではありません。むしろ80%以上の街が「あるがままなり」でしょう。一度も商店街で買い物をしたことのない担当者が考案した振興策を自分の腹を痛めることなく実施してきただけの「たいていの商店街」は朽ちていくはずですし、同様に成果の上がらぬ行政施策を繰り返した中心市街も、郊外型の住宅地も、たいていは空洞化の波に呑まれていくのでしょう。

とにかく、時代の断層が大きな絶壁になっているとき、次の時代に沿うているのは「少数」です。

海図のない海に漕ぎ出すことができた勇気と、そして、その海で航海を続ける技量を持った人だけが「安泰」を行く…

そんなの「少数」に決まっています。

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