会社にとって人件費が高いと思えるようになれば工場は海外に流出します。小さなコンビニ、工事現場でも、人件費の負担が重くなれば労働し市場は国際化します。
でも、まだまだ消費者は「安くて良いもの」を求めます。そこに少子高齢化の流れも加わって、駅や銀行から「人」はいなくなり、cafeもレジ打ちも、たぶんクルマ(運転手さん)も無人化です。
いわれているように、いくつもの主要な職種が消えていくのでしょう。
こうした状況に、オリンピック・バブルとバズーカな金融緩和の後遺症がさらに拍車をかける…
大方の地方都市が人口流出と都心の空洞化、再開発の失敗に悩み、首都圏などの大都市でも空きビルと空室とコインパーキングだらけな状況に悩むようになる。
この時代に貯金に利息が付くはずはなく、インフレの進行とともに日々、むしろ減りをしていく。保有している土地も同様だし、素人が貯金のように持っている株などの金融資産も同じです。
(運用っていうのは、ある程度の知識を持って、少なくとも毎日のようにおカネをいじっていることですからね)
不安だから「おカネを貯める」「使わない」ではない…だから難しいし、焦らなければならないわけです。
その割には無防備な人が大半です。たぶん間に合いません。
そして、この「無防備な人」たちが経済や世相をさらに重苦しいものにし、社会の混乱を長引かせるのでしょう。
カウントダウンはとっくに始まっています。