生産拠点は別の街に

上手くシンクロしていなかったなぁと思っています。

多種多様なクリエイティブ・クラスの人が居心地よく暮らす「場所」が、豊かに知価(情報)を生み出し、経済的にも成功していく。その「場所」は、おカネでメイキングできるものではなく、もっぱら、多種多様なクリエイティブ・クラスに居心地を提供できるキャラクター(個性)に拠る。

だから、お金と利便性が集まる「大都市」を必須の条件とするわけではない…

確かに、まだ当分の間、東京の人口は「増える」と言われていますし、大企業は集積しているし、在来交通機関、買い物、鑑賞などには便利です。

でも、前述のように、そんなことが知価(情報)生産を豊かにしていくわけではないのです。そんなこと百も承知のはずなのに、僕は東京の将来を、そんなに悲観していなかったなぁと思っているのです。「上手くシンクロしていなかったなぁ」はその点においてです。

豊かな歴史性と自然環境、ほどよい都市性を持った小さな自治体が、クリエイティブ・クラスの人々を集めて、効率よくおカネを稼ぐようになる一方で、東京などの大都市は、彼らにとっての「市場」であるだけ…案外「ファスト風土」だし、混んでるし、子育て、老後、暮らしにくい…

もうしばらくすると、東京がそんなことになっている可能性もあるわけです。

それでも、都心のエッジあたり、高層マンションとは無縁な空が広い街には可能性がありますが、空洞化との追いかけっこな感じは否めないでしょう。そして、近年〜これからの近未来都市はできた途端の空洞化でしょう。再開発なショッピングモールの飲食が不動産代金と開発費で販売価格を下げられず、インフレに時代に、結局はお客さんを失っていくのと同じです。

予想以上に荒ぶんだろうなと思っています。そして、相変わらず多種多様なクリエイティブ・クラスの人が居心地よく暮らす「場所」には乏しい。次のオリンピックまでの開発で、ずいぶん消し込まれちゃうでしょうからね。

大貫妙子さんの夏は札幌、冬は葉山ではないけれど、東京あるいは首都圏という販売拠点の他に、生産拠点には、どこか別の、もうちょっと深呼吸ができる街を見つけておいた方がいいのかもしれません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中