「座して待つ」は避けたい

戦後も70年以上を経過しています。うちのオフクロは戦中の生まれですが、「物心ついてから」でいえば戦争を知らない第一世代。そのオフクロがとうに後期高齢者です。

敗戦の混乱もあり、貧富の差も激しい。そして、高等教育を受ける余裕がなかったのがスタンダード。それ故、大半が無為の「反知性主義」。彼女たちは村社会の一員であることを前提に生きている世代でもあります。

そして3年間に800万人以上が出生した団塊の世代。彼らの親たちも彼らに高等教育を受ける余裕を持ちませんでした。15%ほどが大学に進学しますが、彼らの85%は進学も叶わず金の卵です。家計のために故郷を離れて、デラシネとして大都会で「ともだちコミュニティ」の紐帯を頼りに生きている。彼らは工業生産的なチームワークを旨とする世代であり、理論的に政治や経済などを勉強する機会には恵まれませんでした。つまり、彼らもまた無為の「反知性主義」。今日の自民党さんや公明党さんの地域組織を下支えしているのも彼らです。
大学へ進学した人々も大学はロックアウト。雀荘か集会に参加していた時間の方がはるかに長いか、二人の世界に籠っていた人たちも少なくないでしょう。ようするに彼らも無為の「反知性主義」。戦略的な政治闘争より先に、ちょっとした「気にくわない」を理由に離合集散を繰り返します。
「食うために」以外は「自分にやさしい」を目指しますので、EU離脱を先導したUKの政治家のように、旗だけ降って、形成不利と見るや、さっさと船を降りてしまう頼りなさもあります。「武士は喰わねど高楊枝」とは無縁の世代です。

つまり、マジョリティの導引となることはありません。今も、あの頃の「内ゲバなセクト」な感じなのです。

彼らは、明らかなマニュアル・レーバー世代です。知価生産は余の辞書になく、仕事といえば機械操作かルーティン・ワークに熟達していること。故に上意下達を空気のように思っており、上司や先輩が優位。その上での集団生産が空気のようになっています。どこかの集団に属し、ちゃんとしてないと並の人間とはいえないと思っており、外国人も多様性もなかなか認めることができないでしょう。

彼らが、この国の人口において多数である限り、国政や自治体選挙に大きな変動は起こらないでしょう。野党勢力も大きくなることはないと思います。
次の東京オリンピック後にこの国が傾くようなことがあっても、自民党さんの中で何かが起る程度のことでしょう。大きな政変があって、この国にカナダのような政権ができるとは考えにくいと思います。団塊の世代が若者の未来を食いつぶしても自分たちの権利を主張してくる状況も、彼らの世代に発言力がある限り変わらないでしょう。

僕は、以上のように考えているので、自分の「投票行動」によって、この国の「公」を変えようとは思わないし、そもそも真の権力者は「お役人」で、実は議員さんでさえ、彼らには手を出しにく構造が(法的にも)整えてありますから「投票行動に拠る」にはほとんど何も期待していません。

(投票所に脚を運ぶのは別の理由に拠ります)

オフクロたちが鬼籍に入り、団塊の世代が発言力、運動量を失うまでに15年以上はかかるでしょう。
その間に、この国はのっぴきならない状況になります。

タイタニック号が沈む。救命ボートの用意も充分というにはほど遠い状況…

少なくとも行政を正している場合ではないのです。
僕は人手不足で半分の病棟が閉鎖され、その上で内紛が起こって大半の医者が辞めていく病院でのリハビリを諦め、セルフで大正解だったと思っています。知識は「公開」が豊かな海外の大学や大学院のネット公開の情報を頼りにしました。規定の入院期間をはるかに短縮して退院してしまった僕に週に3度の通院が課されましたが(満足に歩けないのに)その時の担当医は筋繊維の専門家であって、臨床の経験はほとんどないということでした。

大都市自治体の医療で、すでにこういう状態です。あとは「推して知るべし」です。

自分を変えるべきです。でも「セルフ」を可能にする力量を身につけ、自立するために「自分を変える」。
行政施策は「敗戦」のような契機がない限りは刷新されないでしょう。カルロス・ゴーンさんも日産がああいう状況にならなければ、日産を刷新することはできなかったでしょう。

(「抜本的な改革」は守旧派が何も言えなくなる状況、つまり「敗戦」のような状況が必要になります)

僕は、まず「間に合うか間に合わないか」を判断し「間に合わない」場合はさっさと諦めて現況に即した対策を練り、目途がたったら具体的に動き始めます。

うちの奥さんのこと。オフクロのこと、妹のこと…僕は首都圏直下も必須のこととして準備を進めています。
もちろん、仕事の将来も考えなければなりません。

「座して待つ」だけでは避けたいと思っています。
つまり、とっくに諦めてしまっているわけです。知れば知るほど、そうなりました。

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