「いい水」と巡り会う

かつてのソビエト共産主義だって、いっときは世界中を一色に染めようとし、今はインターネットと交通手段の発達がグローバル化を推し進めている…

とにかく、つい最近まで「万国共通」は絶対善。やがては地球はひとつになるようでした。でも、確かに「国境」の意味は曖昧になり、リチャード・フロリダさんらがいうようにやがては「国家」も無用の長物になる勢いです。

つまり、一国に特筆的な問題が伝播していくのではなく、問題は同じように歩む各国に同時多発的に起こるようになった。
少なくとも、先進国では同じような出来事がわずかなタイムラグで顕在化する…先例に学ぶ暇もないくらい…だから、あらかじめ対応策を講じておくのは困難。暴発は必須なのかなと思います。

ヒラリー・クリントンと最後まで民主党候補指名を争ったサンダース上院議員が英国の国民投票後、「全米の所得最上位0.1%の人の総所得が下から46%の人の総所得と同額といった著しい所得格差」「自由貿易が労働者層の職を奪い取った」「大学学費の高騰で高額の学生ローンを組まざるを得なかった若手が予想外の所得伸び悩みなどから返済不履行に追い込まれている」といったことが世界中で勤労者層の憤りを生んでいると指摘していたとおりである。
真面目に働いてきた勤労者の所得がグローバル化の進展で抑制を強いられた一方で、超低金利の中で株式・不動産投資などで利益を上げてきた富裕層との所得格差が一段と大きく開いている。

News Socra ニュースソクラ 7月6日配信
コラム「英国EU離脱でみえた中間層の崩壊」 俵 一郎 から

俵さんは「政治面で見逃せないのは今回の国民投票を通じて英国社会を支え続けた健全な中間層が崩壊したことが明らかになったことである」「緊縮財政で社会保障が削られ、低金利で儲けたのは株や不動産を転がす連中だけ、さらに東欧からの移民が安定した職を奪い、と次第に不満を募らせて、それが爆発したのが今回の国民投票の持つもう一つの側面である。このような市民社会、民主主義を支えてきた健全な中間層の崩壊は英国だけでない。」とも。
アメリカだけには希望が灯り続けるわけでもなく、先進国や新興国にはどこにも二極化と労働市場の国際化の問題が横たわり、発展途上国には飢餓と疫病と虐殺が蔓延する…

実は、このグローバル化に日本が巻き込まれたのは明治以降。その火元でもない…
戦国時代を経て、江戸時代に確立された治世の在り方や社会像には地下水脈ながらまだ命脈を保っている部分もあります。

僕は「井戸」を掘りたいな。ただ井戸を掘って「いい水」と巡り会いたい。

それをSNSなどでささやかに発信する…こういう時代だからこそ、そんなことを考えています。

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