そういうことが始まろうとしています

ときどき僕は、この国の今の状態を「意識が朦朧としてきた運転手が運転するオートマのクルマ」みたいなものなのかなとイメージします。
工業生産時代の古臭いものではあっても、マニュアルじゃない分、走ってはいる。走ってはいるけど運転手の意識は朦朧としている。もう、車線ははみ出すし、縁石に乗り上げるときもある。

時間の問題なわけです。

「前例に従うのが役所」と思いがちですが、創造的でなければ「高度成長期」はつくれなかったでしょう。でも、今は民間企業でさえ、概ねはずいぶん前の「前例」に習うです。このあたりが「マニュアル」とイメージできない所以です。インターネットがない時代に打ち込まれたプログラミングでようやく走っている感じです。

やっかいなのは、このクルマに全員が乗り込んでいるわけではないということです。
新しいクルマに乗り換えることができる人は、とっくに乗り換えを終えていて、快適に走り始めているのです。

NHKの連続テレビドラマ「ごちそうさん」にも、大阪大空襲の後、焼野原になったからこそ二束三文に土地を買い漁る商人が登場していましたが、ああいう準備を始めている人もいるのです。特権を貪って(「ないはずの砂糖」をたっぷり使って)ドーナツを食い漁る軍人は戦後の地獄に彷徨うことになったでしょうが、二束三文に土地を買い漁った商人は焼太ったはずです。

そういうことが始まろうとしています。

経済戦争ですから空襲もありませんし、うちの叔父貴のような戦死者もでません。
でも、もう玉砕戦は始まっているのでしょう。たぶん再開発の失敗が都市を焼け野原にし、形は違うけれど、沖縄のこと、原子力のことが、あの時と同じように現況のこの国を敗戦に追い込むのでしょう。

あのときの「銃後」より戦況は読みにくい…でも、敗戦は始まっています。

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