入金のデザイン

毎月、定額の月給が支払われて、その出金を管理する…つまり家計簿です。
今はたいていの方が給与所得者ですから、これがすなわち「お金」を管理するということです。でも、自営ともなると、できるだけ毎月(あるいは毎年)が一定になるように自分で入金もデザインしなければならなくなります。
物販、cafeなど、毎日のお客さんの数が一定ではないという業種もあるでしょうし、力がないと請求期限が来ても「お金」を払ってくれない取引先があるなんて日常茶飯事です。

ひとつ例示…

1人=5万円は下らないという高級料亭が、なぜ数千円のランチをやるのか…
それは5万円のお客さんはたいていカードか、請求書回しで、当日の現金払いということはない。ところが料理の材料費は当日現金払いの場合が多い。つまり、数ヶ月後にそれなりの入金があるのは判っていても、今の現金が足りなくなる可能性があるからです。

これが「入金のデザイン」です。

ネット通販を主な収入源にしている古本屋さんが、100円本しか売れないが、家賃負担の軽い場所で「店頭売り」をされている場合がありますが、これも通販サイトの入金ペースが「毎日」ではありませんから、とりえず、今日の生活費を稼いでいる…つまり「入金のデザイン」ですね。

10年、20年と自営を続けていくなら「借金の仕方」も上手にならなければなりません。「無借金」で商いを成立させられるのは、相当に力をつけてからです。もとより「借金して土地買って転がして収益を得る」なんて博打なことではなく、必要と入金のタイミングのズレ。日々の現金の不足から「借金」と無縁では過ごせないのが自営業です。

給与所得者こそ「借金」を怖がりますが、自営業が借金と「無縁」で一生を送ること不可能でしょう。それなら、そこに飛び込んで上手くなるしかない。何しろ、誰も定額で給料払ってくれる人はいないわけですからね。

逆に、手際のいい自営業なら「自分が住むだけ」つまり、どこからも収入の得られないマイホームに「銀行に金利を払って長期ローンを組む」ということはしないでしょう。20年先に、それが支払った対価に見合う資産価値を持っている可能性は低いですからね。マンションなら新築で購入しても、購入した後は「中古マンション」ですからね。

とにかく、終身雇用制が崩壊して、近く「みんなが自営」です。せめて、この生き方が「給与所得者の生き方」と大きく違うんだということだけは知っておいた方がいいんだと思います。

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