陰性な手法

田中角栄氏は、各官僚の奥さんの誕生日まで記憶し、直接、祝うのではなく、その官僚を立てるかたちで、いろいろと気を遣っていた…彼はそういう「人情」とお金で人心をコントロールしていったようです。時には「気が好きなようにやってみなさい」と胸をたたき、若手官僚の心を掴んだともいます。
良いことか、悪いことかの論議を別にして、この手法は「陽性」な人心掌握術ですが、限られた官僚だけだとしても、入庁年次ごとに平等にこういったことをしなければならず、お金もかかるし、四六時中「気を遣っている」ことにもなり、恩を売った若手官僚がそこそこのベテランになるまで時間がかかるというデメリットもあります。

これに対して、お金と時間を節約できる方法は「人事権を持つ幹部」の弱みを握り、その上で彼に飴をしゃぶらせて、彼をコントロールし、そして、その彼に人事を左右される立場にある官僚全体をコントロールするという方法があります。ある種の恐怖支配ですから、角栄氏の手法を「陽性な」だとすると、これは陰性な手法でしょう。
でも、官僚は全体として「権力」です。役所の中にいる現役だけでなく、OBは経済界にも、政界の中枢にも多数存在しています。こうした「力」を前に主幹とはいえ「省庁の中の部分」を抑えただけでことを起こすわけですから、陰性な手法の効力は短時間です。もちろん、しっぺ返しもあります。

とっとと事を運んで逃げ脚早くズラかるしかないでしょう。

ズラかる先はどこなのかな。自分の故郷なのか…
第二の故郷なのか。いずれにせよ「中央」にはいない方がいいんだと思います。

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