プログラミング教育

文科省は、2020年度からの新学習指導要領に、小学校でのプログラミング教育の必修化を盛り込むそうです。今は2016年ですから数年後の話です。

この教育を受けて育つ子どもと、そうでない子ども。新学習指導要領は文字どおり分水嶺になるでしょう。

現在を生きるたいていの僕らは、たいていのものについて、たんに利用者であり、消費者です。誰かにつくってもらった製品を選択する。その既製品を自分なりに使いこなしていく…そういう賢さを旨として生きているわけです。でも、プログラミング教育を受けた子どもたちは、その域を脱して生産者側に踏み込んでいくわけです。コンピュータやロボットといった分野で、こうした変化が起こる…とうぜん「できる人」と「できない人」の格差は大きく開いていくでしょう。

プログラミング教育は、これまでの「憶えて、慣れる」という学習スタイルではなく、考え方の基本を学んで、あとは「創造」です。長く続いてきた工業生産社会に適した教育で育ってきた親世代、当然、学校の先生方にとっても「日本語で行ってきた授業を英語でやれ」といわれるよりも難しいものになる…あと数年で、その難しさを理解することさえ難しいでしょう。

親も指導者の大半も対応できないのに制度は変わってしまう…つまり「ついてこれない子」続出だと思います。すでに大手予備校は対応し始めていますから、親たちの所得格差も露わになるのでしょう。

そして「プログラミング」できる子は、はるかに上の世代の大人たちでさえどんどん追い抜いていく。仮に「農業」のようなジャンルでも、オリジナルのプログラムで温度や湿度を管理できるイチゴ農家の方が、どんどん生産性を上げていく…そんな感じです。

たぶん「フツウ」「みんな」についていこうとすると、その先はただ「崖」なだけです。そろそろ既製服をチョイスするだけの自分を止めてミシンに向かってみましょう。アナログがすべて否定されるわけではありませんが「複写機」としての性能は、まったくの無価値になる可能性があります。

規範に沿っていれば「総中流」という時代はますます遠のいていきます。

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