身の不運を嘆くより

自信はないのですが、僕が子どもの頃(1960年代後半から70年代)、「定年」といえば「55歳」じゃなかったかなと思うのです。特に大企業とか、お役所とか、カタいところほどそうだたようなきおくがあります。それがじょじょに60歳〜65歳に引き上げられて、2013(平成25)年4月に施行された改正高年齢者雇用安定法に拠れば、60歳が定年だが、定年を迎えた社員でも希望者については、その全員を65歳までは継続雇用することが、企業に義務づけられました。

でも、僕が子どもの頃、男性で69.31歳、女性で74.66歳だった平均寿命(1970年=昭和45年)は、2014(平成24)年には、男性で80.50歳、女性で86.83歳にまで上昇し以前は定年後16年前後だった人生が、定年になる年齢が10歳引き上げられても、寿命は20年近く、90歳代まで生きてしまうと30年以上も続く…しかも、「これまで」の経験が必ずしも役に立つとはいえない時代の変化の中で、労働市場は国際化し、AI(人工知能)は人の職場を奪う状況…

どうしましょう。

たぶん、僕が子どもの頃は年金をアテにしてよかった時代ですが、これからはそうもいかないだろうし、インフレです。勤続年数35年で平均年収500万円で配偶者がいると、月額19.4万円の受取額ということになるらしいですが、例えば1961年生まれの僕が受給年齢に達したとき、この(たぶん多い方の受給額)19.4万円にどれくらいの通貨価値が残っているんでしょう。例えば1970年代の10年間で物価は3倍になりましたが、そういうことがあれば、19.4万円は6.46万円の価値しかないということになってしまいます。

つまり

65歳で定年・引退になるというより、イメージとしては65歳になって失業してから20年以上も生きなければならないのかも、と、想定した方がリアルなんじゃないかと思うのです。

たぶん、自営の道を手繰っておかないと、ちょっと大変になると思います。65歳を過ぎて、国際化し、AI(人工知能)によって少なくなった椅子を奪い合うように再就職するのは至難の技だと思うからです。僕らの世代であと10年ほどの時間はあるでしょうか。

「死ねればラッキー」みたいな時代に生まれてしまった身の不運を嘆くより、とにかく準備です。
20年は長いですよ。

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