根幹が

より安く、より良く、より面倒臭くなく…を追い求めてきた結果、工場は海外に移転し、労働者は国際的な競争力を失いました。外国人の方が薄給な上に良く働くのです。もちろん、その薄給な外国人労働者を呼び込んだのも「より安く、より良く、より面倒臭くなく」です。

つまり、メキシコ国境に高い壁を立てても「より安く、より良く、より面倒臭くなく」が遠ざかるだけ。一度、高度経済成長を経験してしまった労働者が勤勉さを取り戻し、再び消費者が不便と不快に耐えられるようになるとは考えにくいのが現状です。故にトランプ氏のいう政策は長持ちはしない。各国で繰り広げられている外国人排斥運動も同様です。

確かに政治家ではないトランプ氏はロシア政権とのパイプも太く、もしかしたら米ロ連合なんて信じられないことが起こるかもしれせんが、そうなっても、彼らの手元には「より安く、より良く、より面倒臭くなく」な人々こそが「群」で存在するだけで、情報生産力がある人材こそは亡命するか粛清されてしまっているのでしょう。生産力の低い人材で文句を言われながら国家を運営していく…それならばと戦争やって権益拡大を目論んでも、ぶんどってこようとする国もまた同じような状況。「より安く、より良く、より面倒臭くなく」人々の「群」。たぶん扶養しなければならない国民の数が増えるだけです。

近代国家/資本主義という方便の根幹が揺らいでるように思います。

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