「お金」の性質

金儲けが上手い資本家、企業家たちは、どこの国の企業でもなく、故に福祉的な負担(税務負担)もなく、情報化して物理的な重量を失った「お金」をどこにでも持ち歩いて優雅に暮らします。

いまや実体経済がどうあろうと彼らはお金を生み出すことができます。市場が暴落すれば暴落したなりに、沸騰すれば沸騰したなりに儲けをだすことができます。金融経済における金融商品というものです。

損をするのは彼らの博打の行方に翻弄される市井、つまり僕らです。戦争になれば命ごと奪われます。
僕らは、かれらにとって庭先で働く蟻んこみたいなものなんでしょう。でも、そうとは知らず、僕らは彼らの撒き餌にしばしば引っ掛けられます。

まず、僕らが日頃、買い物をしたりする実体経済のお金と、金儲けが上手い資本家、企業家たちの儲ける金融経済なお金はまったく別物であるということを理解すべきでしょう。金融経済のお金は1分で億単位の儲けを出すことができますが、実体経済では時給=1千万円ということも、まぁありえないでしょう。故に金融経済な福袋も有りますが、彼ら向けの商品になると再開発ビルが15棟で60億円みたいな商品になります。それが実体経済における1万円の福袋みたいなもんです。

同じ色したお金でも、その性質には白と黒ほどの差があるというわけです。

100億円の資産があれば、半分株で損をしても50億円は残る…そういう人たちが相場をはっている。故に庶民が虎の子の100万円を株式投資しても砂浜に砂を撒くようなものだとうことです。投資会社の呼びかけは「振り込め詐欺」と大同小異のものでしょう(各種の保険商品も同様のものです)。

ただ、日本円だけでの貯金に頼ると日本政府と日銀の方針に一蓮托生ということでもあり、インフレになればもちろん目減りしていきます。実際、1970年代には10年間で1円の価値は300%下がっています(でも、当時は給料も400%上昇していました)。うちのオフクロは10万円の「嫁入り積立」をしていたそうですが、いざ満期になったらタンス一棹、買えなかったとボヤいていました(積立をさせていた方は、その間にちゃんと差益・運用益を出していたわけです)。

とにかく賢い消費者になる前に、まず「お金」の性質についてを勉強しておくべきでしょう。
そうでないと、金を貯めたり増やしたと思っているのはこちらだけで、他人様の金儲けに協力し、しかもお金を減らしているということもあるわけですから。

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