そこが地獄の1丁目

チューリップ・バブルの昔から、あまりに現実とかけ離れた「嘘くさい値段」が現れ始めると、そのジャンルで「バブルの崩壊」が始まる…僕は「バブルの崩壊」をそんな風にイメーイしています。「異常な高値」というやつです。

いくらなんでもチューリップの球根一個=「家」一軒はないだろう…そういうふうになったらバブルは弾ける。そう考えると、千代田区25.8%、中央区25.4%(2014年:総務省統計局「土地調査 特別集計」)と住戸の4分の1以上が空き家なのに、そこにまたタワー・マンションを建て、そのマンションに1980年代末のバブル期並の値段がつくというのはなんぼなんでもおかしい…ああ、近く住宅(マンション)バブルは崩壊するんだろうなと、僕はそう思うわけです。
ただし、今、バブルに崩壊されちゃうと次の東京オリンピック開催が危ない…故に、この崩壊を当面は官民一体になって「買い支える」のでしょう。そして、傷口を化膿させて東京オリンピック開催後にどっとくる…そんな感じかなぁと思っています。

こういうことは経済の話しのみならず、例えば少子化な未来は明らかなのに、この数年、数を増やし続けている「大学(大学の学部)」も、近くバブル崩壊でしょう。そして何度も書かせて来ていただいているように「マニュアル・レーバー」も危ない。たったの3年間で800万人以上も出生している団塊の世代が後期高齢者に達するのも、今すでに「隠れ貧困」に陥っている人がたくさんいるだろうことも、ぜんぶ「バブル崩壊」みたいなインパクトを持った社会問題です。

なんとか東京オリンピック開催に漕ぎ着けた後、こうした問題が一斉に火を噴くんでしょう。そこが地獄の1丁目です。

1980年代末のバブルの後遺症がすっかり癒えたわけでもありません。だから街じゅうにコイン・パーキングがあるわけです。それなのに脳出血のキャリアである僕が高血圧の治療もせず、暴飲暴食と喫煙を繰り替えているような、この国の現状。たぶん、次の崩壊の後遺症が癒える頃には、今の少年少女たちが、すでに不惑を軽く超えた年齢になっているんでしょう。

というわけで「そこが地獄の1丁目」。前の敗戦の頃のように若くもないこの国ですからね。

※ チューリップ・バブル 17世紀オランダでは、富の象徴としてチューリップ栽培が人気を集めていました。1630年頃から珍しいチューリップの球根価格が上昇を始め、ピーク時には、球根1個で「馬車24台分の小麦、豚8頭、牛4頭、ビール大樽4樽、数トンのチーズ、バター2トン」が買えたという記録もある。しかし、1937年、一気に大暴落。取引価格は現状に落ち着いた。今もレアな球根には決して安くはない価格がつくが、それも愛好家間に限ってのことで、国民的な投機熱を煽るようなものではない。

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