カラフル

空きビルを再利用した「畑」で人口の光の中、水耕栽培される野菜。ロボットが調理した冷凍食品を自分でチンするか、お店でチンしてもらうか。無人のカフェで挽きたて挿れたての珈琲を飲み、遊具のない遊園地で3D映像なスリルを味わう。主な収入はベイシック・インカム…。これは、近い将来、新しく現出するかもしれないライフスタイルのひとつ。人間関係によるストレスは小さくなるかもしれないけれど、ベイシック・インカムのある分「徴兵」がある…でも無税かもしれません。

一方、経済的にいえば中流から下流に落ちたのかもしれないけれど、文化的には中流以上の暮らしを開拓していく人たちもいるでしょう。ブランド志向やセレブへの憧れと一線を画したロウ・カルチャーな都市文化の担い手たち…
彼らは、なんらかの知価(情報)生産に従事する、あるいは手業の技能職で、やはり「手づくり」を愛でる消費者(「消費者」という呼ばれ方は好まないだろうから「利用者」かな)でもある。もしかしたら休日には農作業をしている人もいるかもしれない。税負担は重いわりに行政からの手助けは薄く、でも自律的な解決策を持っている…

セレブ志向な人々は、経済の趨勢のままに、それこそ溶けていくように下流に吸収されていくのでしょう。そもそも「セレブ志向」なんて「下流の冷水」だったんでしょう。届かぬ柳の枝にしがみつこうとするカエルみたいなもんだったんだと思います。なかには、そういうことに気がついてロウ・カルチャーな都市文化を目指す人も現れるかもしれません。

いずれにせよ「一億総中流」な時代は近く終わります。みんなが会社員で専業主婦な時代も同様です。
変わらず国民の大多数は「みんなで」を目指して一様なライフスタイルに収まるんでしょうが、知価(情報)生産時代になれば、少数の変わり者にも「立つ瀬」が現れる…同調を促して、彼らを潰すわけにもいかなくなるからです。

十人十色というわけではないが「皆が皆」というわけでもなくなる…少数の部分はそれこそ「十色」でしょうから、世間も現在よりは「カラフル」に見えるようになるのかな。

ちょっとした違いなんですが「一億総中流」とかいってた時代に比べれば、そうとう様変わりしたように見えるのかもしれません。

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