地下鉄などのホームの安全が確保されること…ひどく当然なことです。
でも、4日に起こった東京メトロ九段下駅での「ベビーカーをドアに挟んだまま発車する」トラブル。現況においてこの安全対策の精度をさらに上げていこうとするなら、ホーム・ドア設置が急がれるようになり、また、街場から「人が働く場」が奪われていくことが加速していくのでしょう。
誰も悪くありません。まさに世の趨勢、成り行きです。
ただ「無理やり」に近くマニュアル・レーバーを押し付けてきた世の中が、人々から、そのマニュアル・・レーバーをとりあげていく矛盾は残ったままです。
「公」は何もしてくれないし、街場の人々は、この状況をまだ俯瞰できずにいます。つまり、自分で備えるしかありません。
もちろん、教科書もありません。