今のうちに

僕が子どもの頃、宅配の荷物は郵政省が届けるもの。つまり宅配便は「政府による公的事業」。JRだって国電=日本国有鉄道、国営でした。コンビニで収入印紙が買えたり、お金がおろせたりするようになったのも、僕が大学生を卒業してしばらくしてからのことです。
知らないうちにゴミ収集も必ずしも自治体が行うものではなくなっています。高齢者福祉はあらかじめ民営が主たるところ。僕が子どもの頃なら自治体あたりの仕事になるでしょう。

近未来を描いたSF小説だと、政府や自治体の存在感が希薄で、大きなコングロマリットが国や都市を仕切っている感じが登場しますが、たぶんそうした状況が現実のものになっていくのがこれからなのでしょう。コンビニがデイサービスを呑み込み、あるいは保育施設を併設する日も遠くはなく、クリニックや薬局との合体も、たんに法整備の問題です。

さて…

僕らは給料がもらえる職場とコンビニで生きていくようになるのでしょうか。そしてコンビニが成立しないところはゴースト・タウンに。それが縮みゆくこの国の現実なのでしょうか。

郵政省の小包が民間の宅配便に負けたのも、国有鉄道が民営化されたのも、結局は親方日の丸の労働効率の低さ故にでした。
もちろん、その体質は今も変わっていません。つまり、なんでも民営化です。そして「民営」がカバーしきれない範囲は切り捨てられます。

僕らは、なんのために税金を支払っているのか…
明日は我が身と「弱者」の扱われ方を注視するとともに、税金の使われ方を改めて省みてみる必要があるように思います。

たぶん、今のうちです。

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