立ち行かなくなる

街かどの「専門家」っていうのも、それはそれで微笑ましいものです。
でも、彼らはもとよりホンモノの「専門家」ではありません。街場の技能職の方になどに、確かな専門家がいらっしゃいますが、そういうことは例外中の例外です。むしろ、街かどの「専門家」ほど、そうしたホンモノの価値を理解することができないでしょう。

街かどの「専門家」はたいていの場合「自分の分担範囲」にそれなりの持論を持っている…その程度のことです。「バランスよく素養がって、その中に「自分の分担範囲」を位置づけて語れるわけではありませんから、彼らは大海を知らない蛙です。でも、社会は「大海」。蛙の発想を受け入れてはくれません。故に、彼らは専門家を自負しながら専門家として事業企画を立ち上げたり…そういうことはできません。

でも、始末が悪いことに、高度成長期は長いバブル期でもありました。振り込め詐欺等の特殊詐欺の被害額の大きさと、その手口の単純さを考えても、その時代のぬるま湯感が伝わってきます。そういう時代に、さらに多くの消費者があらゆることに未経験だったわけです。故に、電化製品も住宅もクルマもハッタリで売ることができるたわけで、本来の専門性がなくても一家を立てることができたわけです。その頃の社会は「質的な判断力」にはまだ未熟でした。

でも、一通り行き渡ってしまった。消費者の判断力も育った…

今や、一般の消費者の方が「街かどの専門家」よりも知識も豊富です。「地元の店だから、地元の会社だから」と贔屓にしてくれるわけではありません。

ちょっと遅きに失したかなと思います。
きょうも何かの実行委員会や商工会議所、商工会の会合などで、街かどの「専門家」たちは熱弁をふるっているのでしょう。でも自治体などの公的団体は、彼らに配分していた予算や助成金をどうやって減額していくかでしょう。「判っちゃいるけど止められない」で放置を続ければ、今度は公的団体の方が立ち行かなくなります。

すでにコンビニは、本来「公」が行うべき領域にその活動を広げており、仮に郵便局がなくとも宅配便は届くのです。

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