どちらの道を行くか

僕が子どもの頃。街場には「小さなオンリー・ワン」がたくさんいらっしゃいました。「この細工はタケさんじゃなきゃできねー」とか、街場では「その人あり」といわれている大工の棟梁とか。街の小さな喫茶店でお客さんを集めているウエイトレスさんとか、ご町内の心のよりどころになっている乾物屋のおかみさんとか…

そういう「小さなオンリー・ワン」の存在感をマニュアル・レーバーを愛でる世の中が吹き飛ばしていきました。だって、ドトール・コーヒーのカウンターではスタッフさんの「個」としての魅力を発揮することは不可能です。つまり、確かに、とっつきやすいのかもしれないし、仕事に慣れるにも大して時間はかからないでしょう。その間のストレスは軽減されます。でもマニュアル・レーバーで働くということは、自分の人間性を殺してドトール・コーヒーというシステムの部品になっちゃうということでもありますから、すぐに「自分以外」に取り替えが効くということですし、長く働いていると、機械の一部のように扱われることに人間としてはストレスを溜めていくことにもなるはずです。

ただ、幸か不幸か、マニュアル・レーバーな仕事はしだいに無くなっていくはずです。だって、そうした仕事こそ、AI(人工知能)とロボットの仕事に置き換わっていくからです。

そして、再び「小さな喫茶店でお客さんを集めているウエイトレスさん」が登場するようになります。でも、今度、そうしたウエイトレスさんが登場する時は、彼女は立派な技能職で、それなりの能力を持ち、それなりに収入を得ている人になって、「人の手で珈琲を挿れてくれるcafe」も、ちょとした高級店になっています。

でも、大変ですけど、僕はそこに生き残りたいなと思っています。

そうでないと、下手すりゃ「ベイシック・インカム」です。働かなくてもお金がもらえるんだからいいやっていうのもあるかもしれませんけど、たぶん兵役とセットでしょうし、それより何より、政府に飼われているようで嫌です。実際、様々な「あれしちゃいけない」に囲まれて暮らしていくような感じになるのでしょう。

僕らはもうすぐ岐路に立たされます。若い世代の方は必須です。
どちらの道を行くか、今のうちから決めて準備をしておくべきでしょう。たぶん「その時になったら考える」では間に合いません。不本意な道を行くことになると思います。

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