ただ、それだけのこと

直近の横浜市長選挙の投票率は29.05%でした。つまり有権者の70%以上が横浜市長選挙を無視したということでもあります。
一方、その選挙で当選した林文子さんは、高校卒業後、1965年に東レで会社員歴をスタートさせてから12年ほどは様々な業種を経験されて、その後、1977年にホンダオート横浜に入社後は、BMW、フォルクスワーゲン、日産自動車など、主に自動車業界で仕事をされてきた方です。市長になられる直前まで、東京日産の社長さんでした。
林文子さんが行政や公共施策にお詳しい方なら、投票率の低さももっぱら有権者の無関心のせいといえるのかもしれませんが、前述のような経歴の林市長の2期目を問うような選挙でしたから、有権者の無関心のせいというより、むしろ「無視された」とした方がスケッチとして適切なのではないかと思います。

たぶん、林市長はお役人の話す言葉=行政用語からしてよく理解できないのではないかと思います。直前まで自動車屋さん、それもわが国を代表するような自動車屋さんの社長さんです。2003年以降はずっとそういった会社の役員を歴任されてきた方です。その林さんが行政や公共施策に精通するほどの余時を持っていたのか…

考えにくいことです。

それでも何事もない横浜市役所はつまりお役人で動いていることが明らかになった。林さんはそういう市長さんだったというわけです。

そして、僕らは、直接的にお役人をどうこうできる手段を持ちません。
市議さんは市長の方針に疑義を申し立てることもできなくはありませんが、市長と議会の対立が激しくなれば、それこそ、お役人の思うツボです。

僕らは、合法的にお役人の行動や判断にオブジェクションの声を上げることができないのです。

有権者は、皮膚感覚で、こういったカラクリに気がついているのかもしれなません。低投票率に有権者への批判の声もありますが、投票率を上げたところでお役人に直接的な影響力は行使できないのです。

この構図が明々白々になり、市民が直接的、間接的な行動にでるまで、もうしばらく時間がかかるでしょう。そして、その間にたぶん船は沈みます。
でも、船が沈んでも海はそのままです。僕らに自力の泳力があれば生き残れるでしょう。

ただ、それだけのことです。

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