大学のインフレ

少子化が進行する中、学生集めに苦慮する大学が、まるで自らを水増しするように「何を専攻しているんだかよくわからない」学部の増設をするというのも、あまり珍しいことではなくなってきました。
ある大学には、同じ大学の中に政治学科も経済学部もあるのに、その他に「国際政治経済学部」があります。また別の大学には「キャリアデザイン学部」っていう学部がありますが、そこで自分のキャリアのデザイン手法を学んだとして、その源のキャリアはどうするのか…それとも、ある程度、社会経験を積んで職歴もある人だけが学ぶ場なんでしょうか。

京都精華大学のマンガ学部とか、東京工芸大学のゲーム学科(芸術学部)などはそれはそれでおもしろそうだなと思うのですが、「先進理工学部」と「創造理工学部」の両方が同じ大学にあるというのもなんだかビミューな感じですし、「国際教養学部」となるとイメージが定まらずピンボケの写真を見ているようです。

大学名の「巷におけるブランド価値」以上のことについて、入学を希望する側がよく判っておらず、何学部でもいいから◯◯大学みたいな感じなんで、少子化に喘ぐ大学がそのあたりを利用したということなんでしょう。
でもまぁ、年月が経てば、やがてはOB・OGもたくさん輩出されて、世の中の評価も定まってくる…心配しなくてもそう長くは続かないと思います。いっとき大学のインフレに悩むかもしれませんが、そうなったときにこそ、ホントウに「大学」を必要とされている人たちからの本当の価値を持つ大学は評価されるようになっているはずです。

そう遠い先の話ではありません。

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