いいお店と路地

「広場」が、コミュニティの紐帯の役割を果たしていた時代もあるわけです。そういうわけで、欧州には「まず広場から」計画された都市も少なくありません。パリのコンコルド広場だってそうですが、広場はコミュニティの紐帯であるが故に「公」に象徴する場でもあり、マリー・アントワネットが処刑されたのも、このコンコルド広場です。
ナチスの党大会もニュルンベルクの国家党大会広場で行われたし、ベルリン大会以降は、その系譜を以ってオリンピックの開会式などもあるようです。

ただ、集団で一斉に仕事をする工業生産時代が終わり、それぞれのライフコンセプトも「さまざま」でヨシとなり、そしてSNSがある現在は「広場を埋め尽くす群衆」も過去のものになりつつあります。

大学を中心に発達した都市を「大学都市」といいますが、大学の講義もインターネットの中に開講されるようになると、大学は空間的な中心を失い、大学が都市の中核をなすなんてありえなくなります。

ただ、SNSで出会った人々だって、ときどきは「直接、会いたい」のでは。大学の先生とも画面越しに終始するのは味気ないだけでなく、たぶん実際のデメリットもあるはずです。

だから、いいお店と路地は必要かな…もっと大切になってくるかもしれません。

群衆にならなければならないから「画一」ではなくて、それぞれの居心地が共存できるサイズへ。

これからの都市はそうなっていくはずです。

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