みんながお金を払ってくれるような技能を身につけるにも、みんなが買ってくれるような商売のネタを捻りだせるようなマーケティング・アイが持てるようになるにも、途方に暮れたくなるほどに時間がかかります。できるようになるために時間が掛かることは「資金繰り」に限ったことではありません。
つまり
食っていくためのライフ・デザインの書き換えには、あっさり10年以上の時間をみておく必要があるということです。
工場生産やマニュアル・レーバーは、さしたる技術もないアマチュアを集めて、システムで補完するというやり方ですから、短期間の研修で即・収入ってな感じですが、自営で行こうとするなら「10年以上の準備期間」コースなわけです。
とにかく「10年以上の準備期間コース」の心配をしなくてもすむのは終身雇用制度時代の給与所得者だけです。逆に、終身雇用制度時代が終わった現在、妙齢の給与所得者なら、もう「自営の準備」を始めておくべきでしょう。
正確な時間はわかりませんが、オリンピックを含むここのところの政府施策は逆バリもいいところです。
戦勝国の仲間入りができたとしても、オリンピック後にはとてつもない反動に襲われるでしょう。
そのあたりまでに70%ほどでも準備を整えておかないと、たぶん、悲惨なことになります。