フィクションの将来

ヨコハマにもリアルな場面はありますが、それが返って嘘くさく見えるほどフィクションが幅を利かせている街です。だから、この街でピカピカにいるには漫画の主人公を具現化したような生き方で行くしかありません。なんとも哀しい話しです。

北斎や広重が描いた神奈川湊はヨコハマ港の北辺にあたります。でも遅くとも中世には港都として栄えていて、隅田川を通じて北関東ともつながり、紀伊半島や伊豆七島にも航路が拓かれていました。こちらには戦国大名の城があり、小名たちの名前が地名に残り、後北条氏の重臣のひとりが開山したというお寺は江戸時代には桜の名所で、今も桜は美しい…。再開発と工業化にだいぶやられてしまいましたが、等身大の港も残っており、今も小さな漁船や釣り船が並んでいます。

ヨコハマ都心からこちらに引っ越してきて「ヨコハマというフィクション」を顧みるようになりした。きょうも、MM新線の「みなとみらい駅」でカモメの鳴き声BGMをききながら、ずっとヨコハマ港近くで育った僕が「カモメの声なんて聞いたことないよ」と思いつつ「ああ、でもヨコハマではフィクション先行で正しいわけだな」と苦笑いしていました。

でも、ディズニーランド&シーがそうであるように、まるまるフィクションを具現化したものこそ、どんどんフィクションを足していくための「再投資」を必要とするものです。そうでなければ、あそこにミッキーがいることも、東京であることも嘘であることがばれてしまい、千葉県浦安市にある広大な埋立地であることが白日のもとに晒されてしまいます。

さぁ、ヨコハマ。

金食い虫の君の将来はどうなるのかな。

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