この後をどうするか

確かに中華料理店の比率は多かったものの、ごくごくフツウの商店街だった「南京町」が、横浜中華街というフィクションに塗り固められていくことも、今の僕は理解ができます。
お金を生み出すフィクションは、立派な経済活動です。そもそも、天然の良港でもなく、むしろ港には不向きだった遠浅の浜が(「ヨコハマ」という)港都に仕立てられていったことだって映画のようなもの。誰かが企画を立て脚本を書かせ、キャスティングをして興行を打った…段取りは同じです。

中華街も、楼門をつくり素朴だった関帝廟を立派にしつらえ直し媽祖廟をつくって観光名所にしたわけです。

でも、その「中華街」というフィクションも大道具までで、シナリオにも役者さんにも魅力を感じません。…ということは、たぶん監督さんもダメなんでしょう。
今日に至る「中華街」という作品の上映がはじまったのは1980年代の中頃からなんでしょうが、それ以前からあの辺りにあった「自主上映作品」の方がよっぽど面白かった…

今のところ中国からの観光客でそれなりに賑わっているようですが(アメリカに日光江戸村があるような物珍しさがあるんでしょう)、その、爆買いなムードが収まっちゃたら、この後をどうするのか。監督さんをかえるわけにもいかないんでしょうし、あれだけ建設費をかければ、ローンもかなり残っていると思うのですが。

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