無駄を省いてしまう無駄

最近「蟻」の研究に目覚しい成果が上がっています。すでに国内外のいくつもの研究機関や研究者たちが蟻たちが会話する証拠を掴んでいます。

行動生物学の研究者たちが、働き蟻のうちのおよそ80%は怠けていて、たった20%の「働き者」が80%を生産し、その「働き者=20%」だけを抽出してみると、そのうちの80%が怠け始め、やっぱり20%で80%を生産するというような原理を見つけ出したのは1980年代のこと。すでに30年以上も前のことです。

これがオーガニックな生物の生き様だとすると、外国にはあるという労働矯正施設は愚の骨頂といえますし、かつての就労福祉の流れを汲む授産的な公共施設も、実に無駄な努力をしていることになります。

それより、勤勉が美徳などとは言わず、働き者20%が怠け者80%をやっかまなくて済む「哲学」みたいなものを開発した方がオーガニックであるような気がします。

僕が子どもの頃、東京やヨコハマの下町には、何をしているんだかわからない、昼間からぶらぶらしているオジさんが少なからずいました。でも、そういうおじさんに限って子どもには人気でしたし、意外にも人生を教えてれていました(自分のことは棚に上げてるんですが)。

オジさんたちがいなくなって、街は空虚になりました。
まだ人間が説明できない何かをオジさんたちは生産していたように思います。

僕は無駄を省いてしまう無駄ってあるような気がしてなりません。

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