「そんなの不当だ」と主張して、そういう主張を聞き届けてくれる可能性があるのは政府なり自治体なりの行政。あるいは会社などの法人でしょう。
でも、その相手が「時代」だったら。「時代」の要請がマニュアル・レーバーを買い叩き、終身雇用制度を終わりにしていくんだとしたら。
そして、加害者のひとりが「消費者としての要求」を出す自分だとしたら…
「時代」にはつき従っていくしかない…つまり、自分を貫くのが美学ではなく、柔軟に自分をアジャストすることができる実力なんでしょう。
「時代遅れの男」はロマンですが、ロマンじゃ喰えませんからね。