自らは研究室にいて、実験だ、フィールドワークだとはいっても、自分で店舗を経営しての参与観察というわけではない。世の中に触れてみているようで、伸び縮みする透明のオブラートに包まれたまま大学の中にいる。
つまり「肝心な経験」がない。
社会科学系、広義で社会のあり方を対象とする学問領域こそ「象牙の塔の中」で考察することにあまり意味は見いだせないでしょう。経済学より行動経済学な所以です。
急に「地域」に色気を感じ始めたらしい「大学」は、一方で、このご時世「実践的に」も求められていて…
たぶん変わるんでしょうね。近く大きく変わっていくような気がします。
きっとまた「良くも悪くも」なんでしょうが。