すでに、時代は「幕府」を必要としなくなっているのに、まだ「幕府の延命」を前提に腐心する。今も似たような努力は続いています。
消極的に血縁だからと継承された経営者に拠る会社が時代に必要とされるのかどうか。まさに「延命」を前提としての改革の前に考えなくてはならないことがあります。
たいていの地域の同業組合には、公費からの支援も入っていますから、社会的な責任も負っている…
地域企業にとっては、インフレと人手不足のボディブロウが効いてくるのは、これからです。圧倒的な資本力の差は、都道府県単位でまとまったくらいの中小・零細企業などあっさりと引き飛ばしていくでしょう。
少しでも後継に義務感を感じている経営者には、精神的にも苦しい展開が予想されます。
「続ける」ことが絶対に「善」なのか。考えるべきは「延命」前提の改革ではなくそういうことでしょう。
何しろ「想定外」の時代が到来します。たぶん未曾有です。