理念/実態

20世紀、物事は「理念」というフィクションから始められることが少なくありませんでした。「始まってしまったこと」すでに「始められてしまっていたこと」はともかく、これから「始めること」は、まず「その理念」というフィクションを書きあげることから始められました。

そして「理念」は、それがフィクションであるが故に、絵空事からお金儲けをするようなことにもすぐに絡め取られ、また、すり替えも行われます。果たしてホントに必要だったのか、そうでなかったのかもわからない高層ビルが林立するようになったのは「理念」あるが故です。

戦争は、この上ないビック・ビジネスで、これ以上ない環境破壊ですが「争う人は正しさを説く。正しさゆえの戦いを説く」です。「正しさ」の部分が理念です。

これからは「実態」が道標になります。SNSなどでの発言が無視できなくなれば「理念」よりも「実態」です。

これまで「まずは理念から」とやってきた人たちは、この事態に対応できないでしょう。「実態」は軽々と「権威」を破壊しもするので、黙っていれば殲滅戦です。例えば、オリンピック・エンブレムの件もすでに権威は失墜し、フル・オープンな公募をしていますから、これからが大変でしょう。

「実態」は「実態」なりに秩序をつくっておかないと、これはこれで災禍を呼び込むことになります。
権威に従っていればよかった時代と違って、ひとり一人の価値観やライフ・コンセプトのあり方も社会のあり方に大きな影響を与えることになりますから。

「人間」という物語の紡ぎ方が違ってくる…
僕らは「人間らしさ」というシナリオの上を生きていく。そのことは変わらないのだと思いますが、その「人間らしさ」がヴァージョン・アップするのでしょう。

だって、もう「戦争は環境破壊だ」という捉え方はできるようになりましたからね。

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