北朝鮮の人権状況についてのパネルディスカッションがジュニーヴァの国連欧州本部で開催され、拉致被害者家族会の方がパネリストとして出席されました。そのときのニュース映像で、北朝鮮代表の対応を見聞きし、つくづく近代国家っていうのはフィクション先行なんだなと思いました。
フィクションなのに、そのフィクションを終わらせないために、市井の人々のリアルを奪う…
奪っておいて、内政干渉だ。このパネルディスカッションこそが国家分断を狙ったアメリカ合衆国の陰謀だという…
最近テレビCMで耳にするようになった中島みゆきさんの「Noboldy Is Right」
その歌詞にある「争う人は正しさを説く。正しさゆえの戦いを説く」です。
もちろん、安倍内閣や与党の対応だって、この国のリアルとはほど遠いところにあります。でもあしたの現実(リアル)だからとフィクションをいうわけです。
想定されていなかった続編に破綻していくTVドラマや映画のように「近代国家」という方便もやがては行き詰まるのでしょう。
世界中から開発すべき辺境がなくなりつつある時代に資本主義の限界も見えつつあるといいます。
21世紀は、まさに手探りだなと思います。