引用

GORO

今は昔「GORO」という雑誌がありました。隔週刊誌。発行期間は1974年〜1992年。小学館の発行でしたが学童向けではなく、ちょっとエロが入った若い男性向け、当時はYA(ヤング・アダルト)誌と呼ばれていました。

僕は1961年生まれですから まさに、この雑誌がターゲットとしたマーケットのド真ん中。確かに発売を楽しみにしていた雑誌のひとつです。

goro-top1a手元にあるストック、そのヘッドラインを見直してみると、驚くほどにSEX/クルマ/スキー他レジャー/音楽など。政治/経済/社会問題などはまったくナシです。「彼女を陶酔させるKISS学」…どうりで今日の「週刊現代」や「週刊ポスト」がSEX化していくわけです。

「アメリカ駐在ビジネスの覆面座談会」なんていう記事も掲載されていたりしますが「アメリカ人とつきあうには上手なほめ方が一番大事」なんておバカな切り口で、会社の中の人間関係重視な、なんだか「それ、日本の会社での話しでしょ」ってな感じだし、人種や民族の違いなど、アメリカで最も難しい部分には触れられてないしぜんぜんリアルでもない…

10代後半から30歳代になるまでを、ほとんど「SEX/クルマ/スキー他レジャー/音楽」で過ごしてきた読者が、その後、40代、50代になったからといって、急に賢くなるわけでもないでしょう。つまり「頼り」にならないんだと思います。経済的な状況、社会問題、会社が置かれている状況なども日一日と難しくなるばかりなんですから。

なんだか、申し訳ない気分になってきました。ホントに申し訳ない。

そうでなくても、工業生産時代の経験を積み上げて年齢を重ねてきた「僕ら世代の経験」は、これから先のこの国でどれだけ役に立てるか判らないのに、僕らはなんとステキな10代、20代を過ごしてきたことか…

これまでの生き方が問われますね。ステレオタイプに時代や周囲にくっついてきただけだったのか、きちんと自分の道を切り拓いてきたかどうか…

少なくとも、すべての年上が年下にアドバイスできるなんて幻想でしょう。文字どおり親子ほども年が離れている「わが子」の進路についてさえ有機的な相談相手になれるかどうか…

とにかく、目の前にある現実をしっかりと受け止めて、前向いて進んでいくしかありません。

もう昨日は戻ってきませんからね。

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