愚民化政策

「国家権力によって意図的に国民が無知蒙昧となるように仕向ける政策」つまり愚民化政策。
テレビ/冷蔵庫/洗濯機などと電化製品を「三種の神器」などと呼ばせ「所得倍増計画」なんていう、バカらしい経済政策を掲げるなんてまさに愚民化政策です。

「所得倍増計画」を打ち出したのは、安倍さんのおじいちゃんの後を継いだ池田勇人首相の内閣ですが、それは1960(昭和35)年のこと。あの「スーダラ節」(ハナ肇とクレージーキャッツ)のレコードが発売されたのが翌1961(昭和36)年。その楽曲が唄われた大ヒット映画 「スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ」「ニッポン無責任時代」の公開は1962(昭和37)年です。

あれも、どうだったんでしょう。造り手の真意は別にあったにしろ、僕は、この一連のムーヴメントが、巷では「わかっちゃいるけど、やめられない」の免罪符になっちゃったんじゃないかと思います。

あの高度成長期は、みんなの創意工夫と努力で勝ち取ったものと考えるとツジツマが合わなくなりますが、その高度成長期も、最近は「戦前のGDPですでに世界第4位か5位の経済大国だったわが国が、戦後の爆発的な人口増(つまり市場規模も就業人口も大増加という)による力相撲(つまり、あまり技能賞的な相撲ではなく)で押し切ったもの。創意の部分は政府主導。あとは指示待ちの護送船団方式」なんて見方になってきましたから、素直な愚民で大衆を構成しておくなんていう施策にも利があったかもしれません。

最近「サボタージュ・マニュアル 諜報活動が照らす組織経営の本質」米国戦略諜報室 越智啓太 監訳・解説 国重浩一 翻訳(北大路書房 2015年7月)なんて本が出ました。内容は組織を腐らせるための戦略だし第二次世界大戦当時のものですが、このマニュアルに書かれている「組織や生産に対する一般的な妨害」にる「ホワートカラーによるサボタージュ戦略」は、この国の役所であり、会社の日常だなとは思います。

1 形式的な手順を過度に重視せよ
2 ともかく文書で伝達して、そして文書を間違えよ
3 会議を開け
4 行動するな、徹底的に議論せよ
5 コミュニケーションを阻害せよ
6 組織内にコンフリクトをつくり出せ
7 士気をくじけ

政府主導がなくなって「素直な愚民」だけが残されるとどうなるのか。この難局に僕らの日常はどう動いているのか。
少なくとも「ホワートカラーによるサボタージュ戦略」にあるような役所、会社からは距離を取らなければと思います。

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