差別じゃなくて区別

江戸時代、町方に対して農村のことを「地方(じかた)」と称しました。今は、なんとなく都市がカッコよくて、ちょっと上位な感じがしますが、「町方」と「地方」の間にそういう「評価差」なく、あくまでも区別でした。
人口は圧倒的に「地方」に多く、町方は少数派。そして、まぁ町方な居住者は歌舞伎者でした。移動についても「地方」は代々に渡る定住志向。町方は江戸の昔でも根無し草っぽく、全国を渡り歩くことも決して珍しいことではありませんでした。「地方」はもっぱら食糧生産(木材生産)に従事し「町方」には商いと技能。「町方」は借家を基本にしていました(移動も火事も激しいので)。

つまり、江戸時代は(いい意味で)一国二制度みたいな感じになっていたというわけです。

どちらかの色に染め上げるというのではなく、僕は、今も、こういう並立が正しいのではないかと思っています。

京坂、江戸のような大都市もあれば、各藩の城下町みたいな中小都市もあり、歌舞く度合いによっての居場所もあって、若い頃を商家の下男として働いてそこで貯めたお金で地方の所有地を広げていく(それを代々繰り返す)といった「町方」「地方」の交流もある。差別じゃなくて区別。そして両者ともに反目しあっているわけではない…

僕は、こういうのがいいなぁと思います。

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