靖国神社の遊就館…
ぞっとするような祝祭空間です。
でも、ここにお子さんを連れてきて「これが戦争だ」と教えるお父さんだっているわけです。
愚かなことだと思いますが、その愚かさを是正できなかったのが戦後日本の教育です。
(この戦争を謳うような空間の歴史を、遊就館のホームページでは戦前からの連続性を以って紹介されています)
国粋主義者というと、ひたすら国を思う情熱の人というイメージもありますが
安倍さんの国粋主義は政府至上主義。政府を以って国民を支配するという考え方であって
この国の山河や文化に殊更な愛着はありません。
だから国粋主義なのにアメリカ合衆国には隷属的でいられるし
米国議会に褒められれば悦に入っているわけです。
本当に故郷を思い、父や母、恋人のことを思うなら戦場に赴くことではなく、戦争を起こさないこと。
世間に従うことではなく、自分で考えること。
なぜ敗戦ではなく終戦だったのか。
なぜ皇室は靖国神社を訪れないのか。
なぜ、靖国に空襲被害者はいないのか。
なぜ、翼賛体制化に発想された業界団体が現在に温存されているのか。
隣組と行政のいう町内会、自治会はどこがどう違うのか。
世間が気にしないことは気にしないのではなく、自分で考えてみようとするなら
「戦後を疑える」契機はいくらでも転がっています。
とにかく、自分で考えてみましょう。
それがお子さんを戦場に送らない親になることにも繋がってくると思います。