認識を改めること

僕も、白井聡さんの著作「永続敗戦論 戦後日本の核心」(太田出版)を

第二次大戦に敗戦した後、東西冷戦という状況ができてしまってアメリカ合衆国は政策を転換し「戦前の支配層」は合衆国の許しを得て日本の中枢に舞い戻ってくる…
自由民主党は、彼らがCIAの資金提供によって結成した政党。戦後は、この自由民主党が一貫して政権を担当してきただけに、戦後の日本の政治体制は「対米従属」を基本とし、つまりは傀儡である。だから日本の敗戦は今なお続いている…

と読みました。

1988年、ピューリッツア賞を受賞したティム・ワーナーさんはCIA文書など5万点に上る機密解除文書の解読と10人の元長官を含む300人以上のインタビューをベースにして、すべて実名証言で「Legacy of Ashes,The History of the CIA(日本語版「CIA秘録」文藝春秋社)」を発表しています(日本語版は2011年刊行)。
この中で、安倍さんのおじいちゃん=岸信介さんがCIAのエージェントとして米国から多額の資金援助をもらっていたことが書かれ、NYタイムズも、1950〜60年代にかけて1ドル=360円の時代、にCIAは自民党に数百万ドル規模の資金を援助していたと書いています(1994年10月)。

もともと安倍さんのおじいちゃんや彼に近い「戦前の支配層」は、得体の知れない選民思想の持ち主たちで、国家は我々のような優秀な人間が少数精鋭で運営すべきだと考えているようなところがあります。ゆえに政府も産業も独裁的で統一的なものを志向します。たぶん「懲らしめてやる」も「法的安定性なんて関係ない」も、その遺伝子に拠るものです。

そういう彼らが、アメリカ合衆国に隷属的だったら、この国はどうなるのか…

70年前の敗戦は「戦前の支配層」の失政によるものです。
全国の都市を焦土にし、若い兵士たちを殺し、罪もない非戦闘員を数え切れないほど殺し、腕や目を奪い、現在に至るもまったく消えない悲しみを多くの人々に背負わせることになりました。

そして、そのことが(その記憶が)彼らの足かせとなってきました。
でも、70年という歳月が、その足かせを錆びつかせ、その役割を果たさせなくしようとしている…

なぜ、1954(昭和29)年生まれ。1970年代の中頃、もう長嶋選手が引退しようかという時代に大学生だった安倍さんが、なんで靖国なんだか。その不自然さを考えてみましょう。
今年(2015年)の4月。安倍さんが、アメリカ合衆国連邦議会での演説を、なぜ「議長、副大統領、上院議員、下院議員の皆様、ゲストと、すべての皆様、1957年6月、日本の総理大臣としてこの演台に立った私の祖父、岸信介は、次のように述べて演説を始めました」と始めたのか…よく考えてみましょう。

確かに、もう何もできないのかもしれません。
でも、彼らに対しての認識を改めることは誰にでもできるはずです。

しっかりと見つめ直しましょう。そこから始まることもあるはずです。

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