この国の大人たち

きのう(2015年8月1日)の「週刊 ニュース深読み」(NHK総合)の「深読み」のコーナーは全編が公開されたという「玉音放送」について。
10代から80代までの各世代がテーブルを囲んで「玉音放送」について考える(ちょっと議論をする)。

10代にキャスティングされていたのは、Eテレで放送中の「Rの法則」に出演中の5人。各世代とも1人ずつの出演でしたが、彼らだけが5人。つまり、10代的な疑問に「応える」というのが番組の趣旨。故に彼らが「喋っていた」というのが、このコーナーの印象でした。

というわけで「玉音って天皇陛下の肉声って意味なんですよ」「えー!!」から始まり、「あ、ポツダム宣言。なんか聞いたことある」「『降伏』ってなんですか?」みたいな。これ演出なのかなと思うくらいに天真爛漫で、これがリアルな彼ら世代の平均値だったらどうしようと思いました。

その中で、一人の女の子が言った「私も怖くて(戦争のことは)あんまり聞きたくない。なんかエグい映像とかがいっぱい流れちゃって、それ見ると…」はずっと僕の中にリフレインしています。彼女がホラー映画か何かの感想と同じようにそう述べていることが僕には怖くて(仮にそれが演出だったとしても)僕にとってはとてもとてもショッキングなことでした。

なぜ、ここまで学校教育は「戦争」を教えず、実感させる努力を怠るのか…
ドイツのように小中高等学校でかなりの時間をかけて、自分たちの加害を含めた「前の大戦」を教え、街角でも戦争があったことを忘れさせない国もあれば、まるで政府が起こした犯罪だからこそ隠蔽したがるように、無邪気な10代をつくり出す国もある…

また、彼ら彼女たちを戦場に動員し銃後に置くためにそうしているのでしょうか。

いずれにせよ、まだ十代の彼らに呆れるなら、その前に、この国の学校教育と大人たちの常識に呆れるべきでしょう。
彼らが戦場で銃をとらなければならなくなる状況をつくりだすのは、この国の大人たち。戦争犯罪者になるのは我々です。

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