「IT」なまちおこし

徳島県の上山町の成功に続けとばかりに、鳥取市や松江市なども「ITまちおこし」みたいですが、インターネット環境の整備や助成金が中心だし、学校教育の延長線上にあるような研修事業とか、異業種交流事業の延長線上にある交流事業とか、ずいぶんピントがズレているように思います。

まず、情報生産なのに工業生産における振興事業の組み方だし「個人の自由」にスポットが当たっていない…

忘れちゃいけないのは、ビジネスになる情報をつくれるのは学校教育の落ちこぼれか、ドロップアウト組。彼らをして「みんなで仲良く」は逆効果だし、「みんなで仲良く」に馴染める情報生産者は、平凡な情報しか作り出せず、たぶんビジネスをつくれない。
だって、スティーブ・ジョブズさんだって人非人レベルの変人だし、ビル・ゲイツ氏は、たしかご家族も手を焼いた引きこもりですよね。

そういう人材を受け止める度量がありますかね。鳥取市や松江市のお役所に。鳥取市や松江市の有権者に。

それに、いくら助成金もらっても、鳥取市や松江市に、情報づくりの源泉となるような刺激がなければ「ITまちおこし」は無理。でも、そのあたりには手つかずというか。ぜんぜん想定外なんじゃないですか。

…というわけで、僕は鳥取市や松江市などの取り組みには懐疑的です。
そもそも個性を活かす分野に行政主導は馴染まないでしょう。

上山町の成功は、お役所と有権者の度量があったればこそだし、絶対民主主義に近い「小規模自治体」だったことも重なってのことだったのだと思います。
つまり、視察に行って観れる範囲のものでもないし、報告書にもかけないことが成功の秘訣。

なにより、他の追随を許さぬ、上山町のみなさんならではのオリジナルな成功だったんだと思います。

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