「技芸」をこそ

同じ有機農法、自然農法の農家さんでも、自分のつくりだす作物の味、作柄に力点を置く人と、オーナー制度みたいなものをオーガナイズしていくことに力点を置く人がいらっしゃいます。前者が技芸の人。農家という職人さんで、後者は農家という事業家さんです。
街角の開業医の方でも、たんねんな問診や訪問診療を旨とする方と、多くの患者を「手際よく処理する」ことに力点を置いている方とがいらっしゃいます。この場合も前者が技芸の人。お医者さんという職人さんで、後者は開業医という事業家さんです。

事業家の仕事には、必ず「商社」みたいな人たちが入り込んできます。有機農法、自然農法の農家さんでもそうです。そして、いつかはビジネスになってきます。始めた人は従業員にされてしまうか、あるいは追い出されてしまいますが、始めたときは自分が社長になる気ですから、そういうことに無防備です。そもそも、動かせる「おカネの量」で勝敗が決するものですから、最初から勝負はみえているともいえますね。商社はアンテナを張って手ぐすねを引いているというわけです。

今、医療の分野でもそのことが始まろうとしています。

僕らは「農家」「医者」という職業名詞で判断するのではなく、もっぱら「その人の仕事ぶり」で判断し、技芸を愛でるべきでしょう。
ビジネスは企業が儲かる構図で描かれるものですから、必ず、お金を支払う側は損をさせられるものです。医療についてだってそうです。

技芸として仕事をされている方が提供されている仕事の方がたぶん高額だし、待たされるなど利便性にも劣ります。
でも、そこを我慢できる人は「技芸」をこそ愛でるべきです。

そうしないと「商社的なるもの」はますます太ります。

だいたい、騙されたように生活してるのって嫌じゃないですか。得したつもりで大損させられていたりするわけですからね。

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