この国の「日常」という資産

最近話題の「第三次アーミテージ・レポート」の件に象徴されるように、この国は今もって敗戦国で、宗主国のようなアメリカ合衆国のご意向の下でしか政府は動向を決することができない。故に市井が「戦争反対!」と声をあげても政府は止まることができない…そういう側面もあるのかもしれません。実際、オバマ大統領が「brother country」といっているのを、テレビは「国際社会」と訳したりしています。

残念ながら、こういうことに市井から作用するのはなかなか難しい。180以上の地方議会が、国会に対して集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制について「反対」の意見書を提出していることが「効かない」のも同様です。

外交を持ち出されると、今のところは政府に一任みたいな感じになってますから「対案」が出しにくいわけです。

でも、アメリカ政府といえどもアメリカという国の全部ではなく、アメリカの市井にも市井の考えがあることを忘れてはいけません。そして、今の僕らにはインターネットがあり、翻訳ソフトも(心もとないとはいえ)発達しているから、英語ができないからダメということもありません。

(もちろん、僕が子どもの頃に比較すれば、圧倒的に「行き来」も楽です)

政治的なメッセージに限ったことではなく、むしろ「この国の日常」つまり「この国のフツウ」をアピールしていくこと。そのくらい、この国の日常は「国際的な資産」です。
この国を市場としか見れない人はいるでしょう。でも、世界に生きる人々の大半は市井の生活者です。電車で熟睡できること。深夜の飲食店のトイレに女性が一人で入れること。買い付け資金500万円とパスポートをリムジンバスの中に置き忘れてしまったボビー・オロゴンさんにちゃんと交番経由でお金が戻ってくること…市井の生活者なら、この国にある日常、その安寧さがどれほど貴重なものであるかがわかるはずです。

この国の日常を「掛け替えのない資産」として守る。日本人のためでなく、国際的な資産として守ること。
僕は、そうしたことが伝えられれば大きな抑止力になるのではと思っています。

どんなに熱くなっても、政治的な闘争は、その国の内政問題。案外、国際世論は冷たいものです。

だから、冗談ではありません。沖縄の「日常」にもこの国の「日常」が取り戻せるように、これはとても真面目な話しです。

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