カタにはめる

たぶん、大学出は症例の「典型例」のひとつとして例示的に、それを教えたんだと思います。でも、たいていのお医者さんは、この「典型例」を「すべての患者」にあてはめて考え、そこからはみ出た情報を無視します。つまり、すべての患者の「共通点」しか診ないのです。
当然ならが生命としての人間には個体差があります。同じ高血圧でもその発症理由は千差万別。「共通点」だけではありません。腕のいいお医者さんは「典型例」を、あくまでも「共通点」と考え、各人ごとの治療法をデザインしようとします。これは大学病院にいるステイタスの高そうなお医者さんか町医者かの違いではなく、個々人の医師としての考え方の違いによります。

医学だけでなく、あらゆるジャンルにこうした「考え方の違い」があります。建築士さんでも、どんなシチュエーションにある物件も、自分の持っているカタにはめて考える人も「物件ごと」にたんねんな人もいらっしゃいます。

そして、どのジャンルでもカタにはめてすべてを処理しようとする人が大半です。

しかも、そのことに本人は気がついていない…というか。無意識かな。

ベルトコンベアに乗ってくる品物に、自分の担当する範囲を部品を取り付けていく。それが就業という時代が長く続きましたからね。しかたないといえばしかたがないんですが、業務の質が問われるようになると、カタにはめて考えるような考え方は通用しなくなりますし、「カタにはめる」でいいんだったら、僕らよりコンピュータの方がよっぽど優れていますからね。

そもそも、工業生産全盛時代でもできる人はできていたわけですから不可能ではなかったというわけです。「俺には無理だ」という前に、考えてみる必要はありそうです。

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