リスク

たぶん、あの頃の僕はアメリカに行きたかったんじゃなくて、銀色の車体の長距離バスに乗ってみたかっただけなんだろうと思います。
ただ、あの頃、ホントにそれでアメリアに出かけていくヤツは、はっきり言ってバカです。危険でもありました。

あるとき、地域イベントのスタッフ募集があって、僕は、その募集に応募した…
そして僕は「大人を食ってやるくらいのことやろうよ」なんていう若者でした。

おかげさまで「フツウ」という世界には置いておいてもらえず、54歳の今に至るまで就職試験というものを受けたこともなく、ずっとフリーランスのまま、そして、ここまできました。

もちろん、数多くの「出会い」に恵まれました。謙遜でもなんでもなく、この部分が今日に至る重要な要素です。
ただ、この「出会い」はバカな犬になって歩かないと、当たらなかった棒ではあると思っています。

不正規雇用にしろ、専門技能職にしろ、たぶん、これからはフリーランスな時代です。でも、その時代に長い未来を描かなければならない若者たちこそが何事もリスクヘッジから入る…知らない土地に行くにはまずガイドブック。ガイドブックがない土地にはいかないという感じです。

なんだかんだいって、この国もつい最近までは「大船(おおぶね)」で、学校で教えられた通り、その大船に乗っていれば、実際になんとかなってきたんでしょうね。だけど、これからは大船も泥舟ですからね。会社に頼るんじゃなくて、自分で生きていかなければならない。電話も机も、看板までもあらかじめ用意されていて、試験に受かりさえすればきょうから社員っていうのと違って、まず個人の看板を磨かなければならない時代です。

僕の場合は、両親ともに実家ごと一族郎党、代々の自営業。僕より一回り下の世代でようやくサラリーマンが出てきたという「生家の経験」もありましたが、今はたいていがサラリーマンの息子・娘たちです。でも、こういうことってなかなか変えられないでしょう。本人たちは無意識でしょうしね。

「一億総中流」の後のこれからの時代が心配です。

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