自分も恐ろしい

酒井順子さんが、彼女の著作「ユーミンの罪」でご指摘のように1989年発売のユーミンのアルバム「LOVE WARS」は「恋愛も戦いだ」という概念を示した作品だったのかもしれません。

三曲め、アルバムタイトルにもなっている「LOVE WARS」には以下のような歌詞があります。

めざす帝国は遠いレヴェル
ミサイル燃える海

どこまでも戦うから 恋を戦うから
GAME OVERにはさせない I gotta go LOVE WARS

1992年に発売のドリカムのシングル「決戦は金曜日」にも「戦闘の準備はぬかりない 退がらない その手を離さない」という一節が…

うーむ。何を闘ってるのでしょう。闘わなきゃいけないのか…

1989年から91年に放映されていた「リゲイン」のCMの惹句も「24時間戦えますか」です。
恋愛も会社勤めも戦争のように闘う…そのことに何の違和感も持たないどころか、むしろ支持する消費者たち。

やっぱりどう考えてもヘンです。

僕は、当時28歳だったのかな。でも、疑問には思えなかったし、やっぱり寝ないで闘っては、何かを消費する(つまりはお金を支払う)生活をし、そのことを「タフだ」なんて悦に入っていたんだと思います。

だから、ナチスドイツを誕生させた頃のドイツの人々を蔑むようなことはできません。自分だって似たようなもんだったわけですからね。

ああいう流れをコンダクトした人も恐ろしいし、自分も恐ろしいですね。油断大敵だと思います。

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