SURVIVAL

最近、二十歳前後の(たぶん)フツウの若者たちと話す機会が増えてみると、「フツウ」という世界に生きる彼らの、その渡世の大変さを思うようになりました。僕はすでに十代の頃から知らず知らずのうちに「フツウ」という世界に背を向けて生きてきたのでしょう。彼らに比べれば、本音をぶつけ合える環境で生きてきました。

「トモダチ」でさえ、彼らにはある種の演技力が要求される「世間」です。それに「学校」という社会や「会社」という社会が重なり、イマドキは広大無辺に広がるネット社会も彼らが対応すべき社会です。

孤立的に生きる道を選びたくのもわかりますが、やはり、それでは食っていけない…

彼らはずっと、満員電車に揺られ、朝の高層オフィス棟のエレベーター前に待たされ、ちょっとタイミングを逃せばランチを取り損ねるような人生を生きている。

そういう人生の中で、彼は二十歳にして、すでに自分の分をわきまえています。「野心」などは死語。学校教育で「ある程度」の成功を収めた子ほどそうです。
何度もの再チャレンジを可能にさせてくれるような家にでも生まれついたら、全く別なんでしょうが、庶民の家に生まれれば、たぶん限りなく「ワンチャンスに賭ける」に近い…リスクヘッジから入る彼らを「だらしない」となじることなどできません。

みんな、悲しいくらい処世には長けています。つまらないと思いながら予定調和に心底「ノッて喜んでいる」ようにする術を身につけています。

そういう調子ですから「先駆」になるのは苦手ですし、「先駆」ってどういうことなのかもわからないでしょう。

でも、彼らをそういう状況に追い込んだのは大人たちです。
彼らは笑顔の向こうで必死にサバイバルしています。

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